第7回 BOTを使ってみよう

前回、敢え無くLady Voxに撃沈してしまいましたが、やはりヒーラーも無しにRaid級のMOBと戦うのは難しいようです。

もともとEQは、グループで役割分担を組んで遊ぶゲームですのでせめてヒーラーとデバフ役が欲しいところです。
そこで今回は、EQEMUに搭載されているBOT(ボット)機能を使って頼りになる仲間を作ってみることにします。

ボット(bot)とは、「ロボット」の略称で、人間がコンピュータを操作して行っていた作業を、人間に代わって自動的に実行するプログラムのことです。
EQEMUでいうBOTは、人間の代わりになるプレイヤーキャラクターのことを指します。

EQEMUでボットを操るには、Botコマンドを使用します。
バインドの依頼や、レビテート、インビジ、Pull、Lull、Evacなど様々な依頼を行えます。また、バフや回復、戦闘などを自動で行ってくれますので、心強い味方となってくれます。

GM権限を持つキャラクターなら「#bot」で使用できますが、GM権限を持たずにプレイしている場合は、「^bot」を使用します。
”^”はEQ上のキーマップに対応していないので、クリップボード経由で入力することになりそうです。

詳しいBotコマンドは以下を参照してください。
http://wiki.eqemulator.org/p?Bot_Commands&frm=Main

それでは、さっそくクレリックのBOTを作ってみましょう。
BOTを作成するコマンドは、#bot createです。

書式は、#bot create [name] [classes(1-16)] [racees(1-12,128,130,330)] [gender(0/1)]です。
classesには、作成するBOTの職業を以下の表に示す数字から指定します。

value Class
1 Warrior
2 Cleric
3 Paladin
4 Ranger
5 Shadowknight
6 Druid
7 Monk
8 Bard
9 Rogue
10 Shaman
11 Necromancer
12 Wizard
13 Magician
14 Enchanter
15 Beastlord
16 Berserker

raceesは、作成するBOTの種族を以下の表に示す数字から指定します。

value Races
1 Human
2 Barbarian
3 Erudite
4 Wood Elf
5 High Elf
6 Dark Elf
7 Half Elf
8 Dwarf
9 Troll
10 Ogre
11 Halfling
12 Gnome
330 Froglok
128 Iksar
130 Vah shir

性別(gender )は、0が男性、1が女性です。
また、職業と種族の組み合わせによっては、指定できない場合があります。(EQの仕様に則ります。)
それでは、さっそく作ってみましょう。

(例)#bot create Feena 2 5 1

無事、作成できたようです。
1点注意点があります。BOTの名前ですが、先頭の文字は半角大文字、以降は小文字とする必要があります。これが最初はわからなくてハマってしまいました。

それでは、続けて作成したBOTを召喚します。召喚は、#bot spawn [name]で行えます。
(例)#bot spawn Feena

でたーでたーー( ゚Д゚)
待望の仲間(CLR)です。これでようやくボッチ生活から解放されます。

とりあえず、inviteしたらグループに入ってくれました。おまけに回復とバフをかけてくれます。( ;∀;)

タイツ姿のムサいおっさん(変態)一人旅だったのに、華が出てきました。しかしBOTも装備がないので寂しいですね。せめて、一つくらいは良い品を渡してあげたいものです。

ということで、BOTにもEPIC2.0を渡してあげることにしましょう。
とりあえず、#summonitem 20076でアイテムを召喚します。

BOTにアイテムを渡すのは、トレードではできません。カーソルに渡したいアイテムを持った状態で対象BOTをターゲットし、#bot inventorygiveのコマンドで渡せます。

渡すと直ぐに装備しました。BOTの顔やヘアースタイルもすべてコマンドで調整できますので、あとで自分好みに修正することにしましょう。

現在、BOTがどんな装備を持っているかは、対象となるBOTをターゲットし、#bot inventorywindowコマンドで表示させることができます。

でも、直接右クリックで対象となるBOTを調べたほうが早い場合もあります。

さて、同じようにほかのBOTも作成し、1グループメンバーが完成しました。

BOTを呼び出すコマンドは、マクロに登録しておくと便利でしょう。

また、#gmspeed onの状態で移動すると、とてもBOTがついてこれず、あっという間に引き離してしまいます。
こんな時は、コマンド#bot summon allで、自分の周辺にBOTを引き寄せましょう。

allは、現在spawnしているすべてのbotを意味します。このあたりの指定の仕方は、下のURLの「Actionable Bots」を参考にしてください。
http://wiki.eqemulator.org/p?Bot_Commands&frm=Main

BOTコマンドはかなりの数が存在しており、私もまだまだ把握できていないことが多いです。BOTだけでGroupを編成してRAIDを組んだりもできるようですので、いろいろとチャレンジしてみたいと思います。

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